業務内容コンサルティング

技術・知財経営コンサルティング

顧客企業のコア技術を活用した技術戦略、知財戦略の立案と実行を通して、顧客企業の業績向上を支援する業務です。

1・コア技術の抽出と「見える化」

物づくりを行う製造業の多くは、長年にわたって顧客の要望に応え、それを自社製品に反映させていく中で、様々な技術や技能を獲得しています。中でも競合他社が容易に模倣できない技術は、「コア技術」として企業経営を支える「強み」になっています。


ところが、真のコア技術は、企業内で日常的に使用されていることが多く、自社員ですらその真価に気づいていないか、気づいていても、それを他者に説明できない状態、又はコア技術ではない技術をコア技術と誤解している場合が少なくありません。


自社のコア技術を把握していなければ、事業活動に十分に活用できないだけでなく、顧客に対してその強みをアピールすることができません。さらに、コア技術は、製造業にとっては生命線であり、それが知的財産として適切に保護されていない場合、競合他者の参入を許し、市場での競争力を瞬く間に失ってしまいます。


自社のコア技術を正確に把握し、それを文字として「見える化」することができれば、強みを効率的に、また効果的に事業に反映させ、さらに知的財産として適切に保護することもできます。結果的に、それは企業の収益に繋がります。


当事務所では、企業内で培われた様々な技術の中から真のコア技術を抽出し、文章によって「見える化」するお手伝いをいたします。

2・技術ベースの事業戦略の強化、立案及び支援

どんなに優れた技術でも、活用する場を誤ると業績向上に繋がりません。そればかりか、その技術をベースとする事業そのものが失敗し、多大な損失を被る可能性もあります。自社の技術を事業の収益に結び付けるには、その技術特性を把握し、知的財産として保護した上で、市場優位性を確保できる場で十分に活用する、すなわち、勝てる方法を勝てる市場で使用しなければならないのです。


当事務所では、様々な経営戦略手法を用いて企業の技術を分析し、技術に基づいた既存事業の強化や適切な市場進出の戦略を提案するとともに、その実行支援を通して、顧客企業の業績向上のお手伝いをいたします。

3・知的財産戦略の立案及び支援

企業、特に製造業では、知的財産の適切な保護と活用が自社の市場優位性、事業継続、及び収益の確保において極めて重要です。一方で、独自の技術を持ちながら、知的財産の適切な保護や十分な活用のできていない企業が少なからずみられます。


当事務所では、特許ポートフォリオの構築等により、競合他者に対して優位性を確立できる知的財産戦略を立案し、その実行の支援を通して、業績向上のお手伝いをいたします。

4・研究開発と知財のマッチング

企業の発展において研究開発は不可欠です。しかし、折角の研究成果が知的財産に結び付かない場合、企業収益は向上しません。また、興味本位で事業とは無関係な研究開発に走ってしまった場合、そこから生み出される知的財産は、戦略的な方向性が失われ、適切な保護強化ができません。また、コスト面でも無駄が発生してしまいます。


当事務所では、研究開発部門、及び総務部又は知財部とのブレインストーミングやヒアリングを通して、事業に沿った方向性のある研究の提案や研究成果を無駄なく戦略的に知的財産として保護するサポートをいたします。

5・TRIZによる技術戦略支援

発明的問題解決理論(「TRIZ」(トリーズ))は、技術がもつ技術的・物理的矛盾からなる技術の問題(課題)に対する解決手段を発明原理として整理したものです。特定の技術がもつ根本的問題を、問題定義手法を用いて探索し、得られた根本的問題を、発明原理や、技術進化トレンドなどの問題解決ツールを用いて一般的解決策を導きます。そして特定の解決策を、この一般的解決策をヒントにして導き出します。このようなTRIZの考え方を活用した技術の改良や開発のための支援と特許ポートフォリオ分析によって、事業競争力を高めるための技術戦略の提案を行います。

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